薬害肝炎は、血液製剤によるC型肝炎の感染被害です。肝炎患者の検査・治療・研究体制の充実を目指して活動しています。当ブログでは原告・弁護士たちから情報発信していきます。
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お知らせなど
このブログは、薬害肝炎東京弁護団の弁護士が管理しています。

● 東京弁護団は、関東甲信越、北海道、静岡の一部を主に担当しています。
 弁護団員には、群馬、神奈川、千葉、静岡、北海道の弁護士もおりますので、弁護団事務局までご相談下さい。

● 2008~09年度に厚生労働省で薬害肝炎に関する検討会・委員会が行われています。

厚生労働省HPの
 「薬害肝炎事件の検証及び再発防止のための医薬品行政のあり方検討委員会」
 「フィブリノゲン製剤投与後の418例の肝炎等発症患者の症状等に関する調査検討会」
の部分をご覧下さい。

● 2008(平成20)年1月11日、第168回国会にて薬害肝炎救済法案が成立し、同月15日、薬害肝炎全国原告団は、国と基本合意を結びました。
 また、2009(平成21年)11月30日に、肝炎対策基本法が成立しました。
 これまでのご支援、誠に有難うございました。

 今後は、基本法の趣旨を踏まえ、350万人の肝炎患者のための検査・治療・研究体制がより充実されるよう、活動していきます。

B型肝炎の方へ
 集団予防接種によるB型肝炎感染被害の疑いがある方は、当弁護団ではなく、B型肝炎訴訟弁護団にご相談下さい。
B型肝炎訴訟弁護団
http://www.b-kan-sosho.jp/
全国B型肝炎九州訴訟弁護団
http://www.hbvq.info/

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そして鳩山総理面談、それから自公懇談会
【鳩山総理面談のご報告】

そして、本日16時から首相官邸にて、鳩山総理との面談が行われました。
弁護団の小山弁護士から報告です。

(本日の出席者)
 鳩山首相
 松野内閣官房副長官
 長妻厚生労働大臣、山井厚生労働大臣政務官
 家西悟議員、梅村聡議員、柚木道義議員、内山晃議員
 福田衣里子議員(司会)

第1部 鳩山首相と三団体面談

●鳩山首相のあいさつ
 民主党が政権をとった暁には、肝炎問題を解決する約束をしたことを覚えています。
 肝炎対策基本法の成立に全力を尽す。法案の成立はいろいろなやり方でできると思う。臨時国会での成立の努力を約束する。これまでに十分な対応をとれていないのであれば、十分な対応をとることを約束する。皆様方に首相官邸まで足を運んでいただかねばならなかった以上、臨時国会の中での解決を図る。
 命に関わる問題だからこそ、今解決を図らねばならない。その強い意志を表明する。内容については皆様の意見を聞いて、成立の協力を約束する。今まで長い時間がかかったことを政府としてお詫びする。今こそ解決することを約束する。
 官邸に出向いていただいたこと厚く御礼申し上げる。

●薬害肝炎原告団山口美智子代表のあいさつ
 350万人の肝炎患者の代表として官邸に来た。
 今年6月30日、鳩山代表に会ったときに、鳩山代表は「一人の命も粗末にしない。政権をとったあかつきには肝炎法案を成立させたい」と言葉をもらったことを覚えている。
 肝炎基本法が成立した後には、法案に基づいて予算措置がとられることを願う。「命を救う政権、命を救う予算措置」をお願いしたい。

(ここで、山口代表は、要望書を、総理に手渡しました。)


第2部 鳩山首相との意見交換

●薬害肝炎山口代表
 臨時国会での成立を約束していただいたこと、感激した。薬害肝炎救済法では救済されない一般患者、抗ウイルス薬が聞かない者の救済を是非はかっていただきたい。そのためには長妻大臣の後押しをして欲しい。

●鳩山首相
 今までと違って、政治主導の政権を目指している。国の責任を認め、予算措置を執ることが大切。命を大切にする政権を標榜する以上、肝炎政策を最優先の課題とする。ここにいる全員で長妻大臣の後押しをしなければならない。また、財務大臣と戦わなければならない(笑)。

●長妻厚生労働大臣
 先日、山口美智子代表が厚生労働大臣室に来ていただき、官邸に行く約束をした。従前の厚生労働行政は、418リスト問題など、誠意に欠けた対応をしてきたこともあったが、今後はそのようなことがないようにしていきたい。
 B型肝炎、C型肝炎の治療薬について、医療費の助成を実行していきたい。全力で薬害の再発防止、医療費助成に取り組んでいく。

(鳩山首相より、他の方も意見も述べるよう、促されました)

●肝臓病患者会(岩手)
 肝炎対策基本法の成立、国の責任を認めること、患者救済は悲願である。岩手県の患者会をみていると、高齢者が多くインターフェロン治療が困難。お金だけでなくシステムを作っていって欲しい。

●B型肝炎原告九州代表
 母子感染の悲劇がある、B型肝炎の救済を求める。

●日肝協
 肝硬変、肝がんに進行している人が多く、一刻も早い対策をお願いする。

●薬害肝炎山口代表
 有言実行でお願いしたい。

●鳩山首相
 それぞれの立場の気持ちを大切にしたい。時間との勝負、お金ではなく仕組みづくりをと求める気持ちも理解できる。人の命を大切にするという政権の試金石の問題ととらえる。この臨時国会での解決、各党の皆様も大変努力していただいている、政争の具とすることなく超党派での解決を目指したい。

................

【自公懇談会のご報告】

続いて、16時40分から17時まで自公懇談会が行われました。
弁護団の濱野弁護士から報告です。

(本日の出席者)
石破議員(自民政調会長)、斉藤議員(公明政調会長)
大村議員(厚労委筆頭理事・司会)、
吉野議員(自)、菅原議員(自)、田村議員(自)、加藤議員(自)
赤松議員(公)、古屋議員(公)


●石破政調会長
 今回、肝炎対策基本法案提出の運びとなった。
 福田総理の時、自分も内閣にいたが、きちんとした法律を作らないといけない、 国の責任を果たすべき、とおっしゃっていた。基本法が1日も早く成立するよう最善の努力を、自民・公明ともにしていく。

●斉藤政調会長
 先の通常国会で法案が廃案になり、大変残念な思いだったと聞いた。今回、山口公明代表も代表質問でとりあげ、私も予算委員会で質問した。 肝硬変、肝がんも新たに対象に加えている。

●大村議員
(法案の概略を説明されました)
 自民・公明で2年前の10月に肝炎対策基本法案を提出した。これは、総合的な肝炎対策を進めていこうというもの。
 ただ、今回3点修正した。
 (1) 前文に国の責任を入れた。法制局とも、つめてある。
 (2) 肝硬変、肝がんに関する施策の実施を加えた。
 (3) 臨時国会成立を前提に、平成22年1月1日施行。
 引き続き、全力で取り組んでいく。

●薬害肝炎山口代表のあいさつ
 (肝炎対策基本法案の提出に対する感謝の言葉を述べた上で)
 2年ぶりに斉藤政調会長と顔を合わせ、当時のことを思い出し言葉を詰まらせる。
 いま面談してきたが、鳩山総理も「超党派で」と言っていた。
 ただ、これまで何度も政局に翻弄されてきた。是非、1日も早く成立を。

●日肝協のあいさつ
 (肝炎対策基本法案の提出に対する感謝の言葉を述べた上で)
 ただ、ウイルス性肝炎に気付いていない人たくさんいる。検査体制を。

●B型肝炎原告のあいさつ
 (肝炎対策基本法案の提出に対する感謝の言葉を述べた上で)
 同時に、B型肝炎訴訟の全員救済を。

●赤松議員
 3年前に厚労副大臣だったが、その時原告団に会えなかったことの罪滅ぼしとして、この問題に関わってきた。

●古屋議員
 山口代表と同い年。女性の立場として他人事ではない。

●吉野議員
 厚労委理事。薬害肝炎救済法の時の原告の傍聴の姿に感動した。

●菅原議員
 2年前もこの場(舛添大臣面談のときと同じ衆議院第1議員会館地下の大会議室)にいた。寒風の中、行進する原告を見て、1人でも多く救済されるように。

●田村議員
 この臨時国会で成立することが目的。超党派でしっかりと協力してやる。

●加藤議員
 まだまだ運用面の話もある。厚労委員会で反映していきたい。

(最後に、今後の委員会の段取りについて、お伺いしました。)

●大村議員
 衆議院厚生労働委員会は明日始まり、所信表明がされる。来週、一般質疑が行われ、新型インフルが議論される。法案は、これからここにいるみんなで提出に行く。新型インフルと並行して、与野党協議をしていくことになるだろう。全会派一致に持ち込んで、委員長提案で質疑もなく成立させたい。

.........................
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肝炎患者支援のための全国キャンペーン
もう待てない!350万人のいのち

肝炎対策基本法の制定を求めるための署名活動にご協力ください。

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by kanen-relay | 2009-11-10 23:00 | 肝炎患者支援法キャンペーン
鳩山総理への要請書
先週10月30日金曜日、薬害肝炎原告団山口美智子代表と弁護団は、総理官邸で副長官と面談し、11月9日までに鳩山総理と面談を、と強く要請しました。

副長官は快く、総理に必ず伝えますと回答しました。なお、閣法になじまないものは議員立法で、と考えていると、述べました。

長妻厚労大臣は、本会議が長引いて同席できませんでしたが、民主党の柚木道義議員と福田衣里子議員が同席しました。

鳩山総理宛の面談要請書の内容は、次のとおりです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2009年10月30日

内閣総理大臣 鳩山由紀夫 殿

要 請 書
(肝炎患者支援法の成立に向けて)
 

薬害肝炎全国原告団 代表 山口美智子
薬害肝炎全国弁護団 代表 鈴木 利廣


【要請の趣旨】
1. 肝炎患者支援法をこの臨時国会で成立させてください。
2. 薬害肝炎全国原告団・弁護団と早急に(11月9日までに)面談してください。

【要請の理由】はこちら
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by kanen-relay | 2009-11-01 21:00 | 肝炎患者支援法キャンペーン
10月30日参議院での代表質問
昨日の参議院での代表質問の内容です。
午後から原告さん,B肝訴訟の原告さんと弁護団で参議院の代表質問を傍聴しました。

午前中は,公明党,午後は共産党,社民党からも制定を求める質問が出ました。
与党である社民党からも制定しろという声が上がったのは意義があると思います。
全政党が鳩山首相を包囲しているともいうべきでしょう。

これに対して,首相の答弁は同じ答弁でした。
(答弁内容としては,「早期に」→「早急に」(早期にも聞こえる)→「早期に」「迅速に」という変化ぐらいでしょうか。)
また,署名活動についても言及しています。
全国キャンペーンの動きが伝わっているものです。

今後もみんなで頑張って,なんとしてでも臨時国会中の制定を勝ち取りましょう。
以下,動画(参議院のサイトで配信されています)の文字おこしです。

【午前】

公明党の山口那津男代表
「今後議員立法によって救済を急ぐべき課題として肝炎対策や原爆症対策があります。肝炎対策について公明党は,自民党とともに肝炎対策基本法案を提出し,成立に向けて民主党案との調整を図ってきましたが,残念ながら先の衆院解散により廃案となりました。こうした命に関わる問題は党派を超えて最優先で取り組むべきではないでしょうか。」

鳩山首相
「肝炎の患者の救済及び原爆被爆者救済のための立法措置についてのご質問でありますが,肝炎対策にかかる法制定については,従前から肝炎患者の皆様方からの大変強いご要望も頂き,法制定を求める署名活動も盛んに多く集めておられることも充分に理解をしております。したがいまして,肝炎患者の皆様がたの思いが早期にかなえられますように,そのように致すことが大事だと考えておりまして,適切に対応して参ります。」

【午後】

共産党の市田忠義書記長
「今,薬害肝炎被害者は,B型,C型を問わず,すべての政党が約束した肝炎患者の恒久対策のための支援法の制定をギリギリの思いで待ち望んでおられます。総理,今こそこの約束を果たし,今朝の答弁のような早期に適切にではなくて,今国会で直ちに支援法を実現させるべきではありませんか。総理の決断を求めます。」

鳩山首相
「肝炎患者の支援のための法制定についてのご質問を頂きました。この問題はこれまでの通りです。肝炎対策にかかる法制定について従前から肝炎患者の皆様から大変強いご希望を頂いております。法制定を求めた署名も数多く集められております。大変大事な問題だと思っておりまして,肝炎患者の皆様方の思いが早急(「早期」とも聞こえる・・・)にかなえられるようにすることが大事だと考えておりますので皆様方と一緒に,適切に対応したいとそのように考えております。」


社民党・近藤正道議員
「また,命を大切にする鳩山内閣においてこそ患者の皆さんの悲願である肝炎支援策の基本法を早期に制定すべきと考えますが如何でしょうか。」

鳩山首相
「肝炎患者の支援の法制定についてのお尋ねでございますが,これも申し上げましたように従来から肝炎患者の皆様からの大変強いご要望,署名活動も頂いているところでございまして,肝炎患者の皆様方の思いが早期にかなえられますように議員の皆様と一緒に協力をして適切に迅速に対応して参りたいと思います。」


(東京弁護団・なかがわ)
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by kanen-relay | 2009-10-31 22:00 | 肝炎患者支援法キャンペーン
鳩山首相の所信表明にがっかり
昨日、衆議院で、鳩山由紀夫首相の所信表明演説がありました。
肝炎患者たちはみな、新政権で肝炎患者支援法が成立することに期待を掛けています。

薬害肝炎全国原告団の山口美智子代表たちも、傍聴に行きました。
しかし、所信表明では、肝炎患者支援法には全くふれられていませんでした。

傍聴後の記者会見で、山口さんは、「鳩山首相の所信表明演説に、肝炎患者支援法が盛り込まれていることを期待したが、残念ながら、一言もふれられていなかった。選挙前に、『我々が政権をとれば、必ず、国の責任を盛り込んだ、皆さんが納得できる法律を成立させる。』と約束してくれたことを、必ず守って欲しい。今日、所信表明演説を傍聴して、肝炎患者支援法の成立を直接官邸に申し入れに行くことを決意した。」と表明しました。

本日の朝日新聞朝刊の社会面記事にも、山口さんのコメントが掲載されています。
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by kanen-relay | 2009-10-27 12:00 | 肝炎患者支援法キャンペーン
「薬害肝炎」全面解決への礎-基本合意書調印式,福田首相面談-
 2008年1月15日午後4時,厚生労働省において,薬害肝炎訴訟全国原告団・弁護団と国(厚生労働大臣)との間で,基本合意書の調印式が行われました。

 基本合意書は,1月11日の薬害肝炎救済法(略称)の成立をふまえ,全国5地裁・5高裁で審理中の薬害肝炎訴訟を,今後,順次和解によって終了する上での基本的事項を定めるものです。
 基本合意書の中で,国は,薬害肝炎の甚大な被害が生じ,被害の拡大を防止し得なかったことの責任を認め,被害者と遺族に心からお詫びするとともに,今回の事件の反省をふまえ,命の尊さを再認識し,薬害再発防止に最善かつ最大の努力を行うことを誓いました。
 また,恒久対策及び薬害再発防止対策について,国(厚生労働省)は,原告・弁護団と継続協議することも合意されました。

 基本合意書への調印後,舛添要一厚生労働大臣は,改めて薬害肝炎被害発生と拡大を防げなかった国の責任を率直に認めてお詫びすると述べた上で,命を大切にする厚生労働行政,二度と薬害を起こさない行政の舵取りをしっかり行いたい,また,総合的な肝炎対策を進めたいとの決意を表明しました。
 これに対し,全国原告団の山口美智子代表は,ようやく全面解決への土台ができたことを喜ぶと同時に,原告団は険しい細い道を登って頂上にたどり着いたが,まだ救済されない多くの患者がいることを指摘し,肝炎患者が皆頂上に着けるよう,国が確実な道,しっかりとした道を作って欲しいと要請しました。
 その後,参加した60名余の原告一人一人と舛添大臣が握手を交わし,調印式は終了しました。

 引き続き午後5時から,官邸において,原告団・弁護団と福田康夫首相の面談が行われました。福田首相は,提訴から5年あまり原告団にいろいろな苦労・心配をかけたこと,亡くなった原告もいること等にふれ,行政の代表としてお詫びしたいと述べました。
 その上で,福田首相は,本件の反省に立って薬害の再発防止に努め,肝炎患者への総合的医療をしっかりやっていきたいと決意を述べ,原告団に対し,今後も忌憚のない意見を聞かせて欲しいと要請しました。
 これに対し,原告団から山口美智子代表,出田妙子さん,武田せい子さん,浅倉美津子さん,金田和子さん,福田衣里子さんが,それぞれ5年間の苦しい闘いを振り返り,今日の日を迎えた感慨を述べつつ,薬害根絶と全国350万人のウイルス性肝炎患者全員への早急な支援策の必要性を改めて訴えました。
 続いて,川崎二郎議員が肝炎患者に対する治療費助成策と原告団との和解について発言した後,再度,福田首相が原告団のこれまでの活動をねぎらい,原告一人一人と握手を交わして,面談は終了しました。

 2002年10月の提訴以来5年余,原告団・弁護団・支援者の粘り強い取組みの上に,ようやく,薬害肝炎問題全面解決への礎が築かれました。
 原告団は,この5年間,薬害肝炎感染被害に苦しみながら,いのちを削って,「薬害被害者全員一律救済」と「350万人のウイルス性肝炎患者が安心して治療を受けられる社会」を求めて活動し続けてきました。司法・行政・立法,それぞれに立ちはだかる壁は厚く,原告団は幾度となく失意の涙を流しましたが,その都度涙を振り払い,挫けることなく立ち上がっていったのです。
 原告団の真摯な訴えは人々の心を動かし,多くの方々が,ハンカチメッセージ,メール,署名等で支援を表明し,また,法廷傍聴,議会や官邸への要請,座り込み,街頭宣伝,団体要請,集会・学習会等に参加して下さいました。国に早期全面解決を求める地方議会決議も全国各地から次々出されるようになりました。昨秋の「418人の命のリスト」問題以降,連日のマスコミ報道によって,薬害肝炎問題は,早急に解決すべき国政の重要課題として,広く社会に認知されるところとなりました。
 一人一人の力は小さくても,これらが合わさって大きな流れとなるとき,国を動かし,社会を変えることができるのです。

 薬害肝炎問題は基本合意書締結によって全てが解決した訳ではありません。
 加害企業(田辺三菱製薬(株),日本製薬(株))の責任問題,真相究明と再発防止,カルテ等の証明手段がなく救済を阻まれる被害者を含め,全国350万人のウイルス性肝炎患者への総合的な支援策の問題など,課題は山積しています。
 全面解決の大海原へたどり着くためには,国民一人一人が,国・製薬企業の対応を注視し,声を上げ続けることが不可欠です。引き続き,原告団・弁護団の闘いへのご支援をよろしくお願いいたします。

(東京弁護団・伊藤)
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by kanen-relay | 2008-01-15 23:59 | 東京から
H20.1.11福田内閣総理大臣の談話(全文)
 本日、特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第IX因子製剤によるC型肝炎感染被害者を救済するための給付金の支給に関する特別措置法が成立いたしました。

 これら製剤による感染被害者とその遺族の方々は、これまで長きにわたって、心身ともに言葉に尽くせないほどのご苦労があったと思います。感染被害者の方々に甚大な被害が生じ、その被害の拡大を防止できなかったことについて、率直に国の責任を認めなければなりません。感染被害者とその遺族の皆さまに心からお詫び申し上げます。

 私自身、一日も早くこの問題を解決したいと思ってまいりました。大阪高等裁判所における和解協議にも誠実に対応してまいりましたが、地方裁判所ごとに異なる内容の判決が出されてきたC型肝炎訴訟について、司法の判断を踏まえつつ、一方でこれらの製剤による感染被害者の方々の一律救済の要請に応えるには、現行法制の下では限界があり、議員立法による全面解決を決断いたしました。

 一日も早い救済を実現するために、与党と弁護団との精力的な協議、迅速な立法化作業、会派を超えて国会での速やかな対応が行われ、本日、法案が成立し、長年にわたるC型肝炎訴訟の解決が図られることになりました。心より感謝を申し上げます。

 感染被害者の方々は、国に対し、肝炎対策の充実を要請してこられました。その懸命な活動が一つの契機となり、政府・与党において肝炎対策について真剣に検討を進めることになりました。

 その結果、無料で受けられる肝炎ウイルス検査を拡大するとともに、来年度から国と地方公共団体が協力して7か年で総額1800億円規模のインターフェロン治療に対する医療費助成を行うこと等を内容とする新たな肝炎総合対策を実施することといたしております。これにより、肝炎の早期発見、そして必要な方々すべての早期治療が進むことを期待いたしております。

 さらに、今回の事件の反省に立ち、薬害を繰り返してはならないとの決意のもと、命の尊さを再認識し、医薬品による健康被害の再発防止に向けた医薬品行政の見直しに取り組んでまいります。

 改めて、長年にわたる感染被害者の方々のご労苦にお詫び申し上げるとともに、再発防止に最善、最大の努力を重ねることをお約束いたします。

首相官邸ホームページ
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by kanen-relay | 2008-01-13 22:59 | 薬害肝炎資料室
初めての総理大臣面談
 薬害肝炎原告団・弁護団の代表者たちは、本日17時30分からの30分間、福田総理大臣と面談しました。薬害肝炎で総理大臣面談がかなうのは初めてのことです。
 面談は、今日になって急遽決まったものです。

 総理と直接面談できたのは、原告全員ではありませんでした。原告団代表の山口美智子さん、九州原告の福田衣里子さん、大阪原告の桑田智子さん、東京原告の浅倉美津子さんの4名だけです。全国弁護団代表の鈴木利廣弁護士、大阪弁護団事務局長の山西美明弁護士が付き添いました。

 原告たちは、福田総理に対し、それぞれの被害体験を語りました。
 また、浅倉さんは、提訴後に肝がんで死亡された東京原告13番さんの遺影を携えて行きました。そして、「私は生きたかった」という東京原告13番さんの生前の言葉を、福田総理に伝えました。

 福田総理は、メモを取りながら、真摯に原告たちの話を聞いていたそうです。そして、原告たちに対し、次のようなことを述べたということです。

 「少しでも皆さんに幸せになってもらいたい。」
 「厚生労働省も反省しなければいけない。命の尊さを考えて、二度と同じようなことを起こさないようにしなければならない。」
 「皆さんの活動のお陰で、肝炎患者に対する医療費助成の問題で、国が重い腰を上げた。これから変わっていく、良くなっていくこともある。ご苦労をかけて申し訳なかった。」
 「長年にわたり心身ともにご苦労をお掛けした。皆さんの長い長い苦労に報いるように、立法で全力を尽くしたい。」

 本日の面談で、福田総理は、国の「責任」という言葉で、責任問題について明確に語ることはありませんでした。
 しかし、何度かにわたり、「申し訳ありませんでした」「重ねてお詫び申し上げたい」という言葉が出たそうです。また、その文脈からは、原告たちの被害そのものに対する国の責任に基づいて謝罪しようという思いは感じられたということでした。

 原告団代表の山口さんは、記者会見で、次のように述べました。

 「福田総理は、初めて薬害肝炎被害のことを聞かれたと思うが、私たちの顔を見ながら、しっかりと受け止めていた。何度も、これまで頑張ってきたことに対し、ねぎらいの言葉があった。
 5年間、自分たちの身を削って、がんばってきたこと、家族や私たちの生活を犠牲にしながら、闘ってきたことが、今日の総理のねぎらいの言葉で、少しすっきりした。
 ただ、私たちの求めている全員一律救済は、被害を起こし、拡大させたことが盛り込まれなければ、本当の議員立法にはならない。また、肝炎患者全体のためにも、議員立法と一緒に、医療費助成法案も併せて作ってほしいとお願いした。」


 福田総理は、面談の最後に、「また来年、みなさんでお出かけ下さい。」と述べたそうです。
 原告たちは、この総理の言葉は、全面解決に掛ける総理の意気込みであろうと受け止め、来年には本当に原告たちの願う全面解決をして、今度こそ、原告全員で総理と会うことができるのだと、大きな期待を掛けています。

 福田衣里子さんは、「総理は、私たちに幸せになってほしいと言われた。私の幸せは、350万人の肝炎患者を救ってくれるということ。ねぎらいの言葉ではなく、肝炎患者を救うために全力を尽くして欲しい。」と語りました。

 福田総理、この今日の原告たちの大きな期待と(少し芽生えた)信頼を、絶対に裏切るようなことはしないで下さい。
 本日の原告たちとの面談で、昨日発表した薬害肝炎原告団・弁護団の意見書の意味をよく理解されたと思いますので、私たちの意見を反映させた議員立法の成立に向けて、全力で最善を尽くして下さい。

(弁護士・まつい)
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by kanen-relay | 2007-12-25 23:59 | 東京から
総理面談の実現へ
 本日17時30分から、薬害肝炎原告団・弁護団の代表者らが、東京永田町の総理官邸にて、福田康夫総理大臣と面談することになりました。
 原告団・弁護団は、本日19時から、霞ヶ関の厚生労働記者クラブで、記者会見をする予定です。
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by kanen-relay | 2007-12-25 16:00 | 東京から
首相の立法指示発言を受けた原告団弁護団声明
                             2007年12月23日

      首相の立法指示発言を受けた原告団弁護団声明

                       薬害肝炎全国原告団
                         代表  山口美智子
                       薬害肝炎全国弁護団
                         代表  鈴木 利廣
 
 いよいよ政治が大きく動き始めました。国民世論を背景にした今後の国会の動きに期待します。

1 今般,福田首相が全員一律救済を内容とする立法を指示しました。原告団弁護団は,これを大きな一歩であると評価し,薬害肝炎問題の解決につながることを期待します。

2 私たちはこの薬害の解決の理念を以下のように考えます。
(1) 厚生労働行政が国民の命を大切にし,切り捨てにしないこと
(2) 薬害被害者が安心して暮らせること
(3) 薬害が繰り返されないこと
 本法律が国の責任を踏まえ,上記理念を実現しうるものとなるよう,福田首相は一刻も早く原告被害者らと面談し,被害の声を聞くべきです。

3 C型肝炎は進行性の病気であり,被害者原告は心身ともに多大な労苦を強いられています。できる限り早期に法律が制定されるよう党派を超えた真の解決・救済のための立法となることを望みます。
                                   以上
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by kanen-relay | 2007-12-23 16:00 | 薬害肝炎資料室
【速報】薬害肝炎被害者一律救済法の立法へ
 福田康夫総理大臣は、本日午前11時40分から記者会見で、薬害肝炎被害者を一律救済する法案を、議員立法することを表明しました。今国会に法案提出する予定とのことです。
 東京新聞 日経新聞 産経新聞 読売新聞 朝日新聞 毎日新聞

 薬害肝炎弁護団は、上記の総理記者会見を受けて、各地にて本日16時から全国一斉記者会見を行うことになりました。
 薬害肝炎東京弁護団も、東京霞ヶ関の厚生労働省記者クラブで、16時から記者会見を行います。実名原告の浅倉美津子さんも、記者会見に出席する予定です。
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by kanen-relay | 2007-12-23 12:00 | 東京から